レディースセンター
レディースセンターを受診される患者さんへ
レディースセンターでは、婦人科に関連する病気の診療と予防に焦点を当てております。特に婦人科腫瘍に関する診療は、診断技術や治療法の進歩により複雑化していますが、当院では多くの専門医師が協力し、患者さん一人ひとりの病態を詳細に検討し、科学的な根拠に基づいた最適な治療法を提供することを目指しています。
また、腹腔鏡下手術やPDT（光線力学療法）など、より低侵襲な治療法を積極的に採用しており、患者さんの回復をサポートしています。個々の病状に合わせて最適なアプローチを検討し、患者さんの安心と健康増進に向けて最善を尽くしています。
レディースセンターでは、婦人科の良性疾患から悪性疾患まで幅広い疾患を対象としており、専門的な知識と経験を活かし、患者さんとの密なコミュニケーションを大切にしています。お気軽にご相談いただければと思います。
女性にやさしい診察室
当院の婦人科と遺伝子診療科の外来診察室は、患者さんが快適に診療を受けるために工夫された設備と環境が整っています。男性患者の目を気にせず、リラックスした雰囲気で待ち時間を過ごしていただけるように、専用のフロアに診察室が配置されています。このような配慮が、女性患者の診療体験をより快適でプライバシーを尊重するものにしています。
また、遺伝子診療科においては、遺伝的要因に関する詳細な相談や検査が行われるため、繁忙した一般の外来とは分けられていることが、患者さんのプライバシーと個別の対応を確保する役割を果たしています。
患者さんの快適さとプライバシーを尊重する配慮が、当院の診療環境の一環として大切にされていることをご理解いただければ幸いです。
レディースセンターの診療の流れ
|
当院のレディースセンターは「婦人科診療に特化した」チームです。
|
レディースセンターの主な対応疾患と治療
- 婦人科良性疾患（子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症など）の診断と治療：
薬物療法や手術療法など、個々の病状に応じた治療を提供。 - 婦人科悪性腫瘍の診断と治療：
手術療法や化学療法によるがん治療。病理診断科、消化器外科と連携して診療。 - 婦人科悪性腫瘍に対する化学療法、分子標的療法：
腫瘍内科と連携して、がん治療に関与。 - 婦人科悪性腫瘍に対する放射線治療：
放射線科と協力して放射線治療を提供。 - 子宮頸部上皮内がんに対する妊孕性温存治療：
円錐切除術と光線力学療法（PDT）を用いて、子宮頸部のがん治療。 - 子宮頸部早期浸潤がんに対する妊孕性温存手術：
広汎子宮頸部摘出術（トラケレクトミー） - 良性疾患や悪性腫瘍に対する内視鏡手術：
腹腔鏡手術や子宮鏡手術などの低侵襲手術を提供。 - 子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓療法（UAE）：
放射線科と連携して、子宮筋腫の治療。 - 子宮頸がん予防のための9価のHPVワクチン:
HPVワクチンを提供し、子宮頸がん予防に寄与。 - 遺伝カウンセリングと遺伝子検査:
遺伝子診療科と連携し、遺伝性疾患の診断とカウンセリングを提供。 - 遺伝性乳がん卵巣がん症候群に対する予防的卵巣卵管切除術（RRSO）：
乳腺外科、病理診断科、遺伝子診療部と連携して、予防的手術を提供。 - その他の婦人科疾患（月経異常、更年期障害など）の診断と治療：
さまざまな婦人科疾患に対応。 - 健康診断（婦人科検診）での指摘への対応：
健康診断で問題が指摘された場合、必要に応じて精密検査などを行う。
