放射線科では、CTやMRIなど各種の画像診断機器による高度で先進的な検査および診断を行い、各診療科の診療を幅広く支援するとともに、多領域にわたるがんや一部の良性疾患に対し、根治的治療から緩和治療まで幅広く放射線治療を行っています。
また、院内のみならず、周辺の病院や診療所、健診センターなど他の医療施設様からの画像検査・放射線治療のご依頼にも対応しています。
放射線治療は慶応義塾大学病院放射線科と東京慈恵会医科大学付属病院放射線科にご協力いただいています。
検査名 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
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マンモグラフィ | 1,828件 | 1,616件 | 1,724件 |
CT検査 | 4,590件 | 4,335件 | 4,634件 |
MRI検査 | 1,610件 | 1,691件 | 2,044件 |
骨密度検査 | 901件 | 1,054件 | 1,351件 |
血管撮影 (肝動脈塞栓術・動注等) |
115件 | 68件 | 61件 |
放射線治療 | 1,545件 | 1,401件 | 1,596件 |
放射線治療は、手術・抗がん剤に並ぶがん治療の柱の一つです。当院ではリニアックによる外部照射での放射線治療を行っています。X線あるいは電子線を照射します。痛みなどはありません。外部照射では1回の放射線の線量は少量ですが、毎日繰り返すことにより、副作用を減らし、治療効果を高める方法をとります。1週間のうち、月曜から金曜の5日間連続で治療を行い、通常2~6週間にわたり治療を行います。外来で治療可能です。1回10分程度の時間で済みます。交通の便が良いので、働きながらの通院治療が可能であり、多くの患者さんから感謝の言葉をいただいております。
当院での特徴として、他の臨床各科との連携が密接に取られており、根治治療から緩和ケアにいたるまで専門医による細やかな放射線治療の計画を患者さんに提供できることがあげられます。また、放射線治療に関しては慶應義塾大学病院と連携しており、当院では実施できないような特殊な放射線治療に関してもスムーズに情報共有ならびに紹介することができます。
放射線治療の特設ページはこちらをご覧ください
緩和照射の特設ページはこちらをご覧ください
■ 明るいスタッフ達が笑顔でお迎えします。
■ 放射線治療専門医と医学物理士が協力して最適な治療計画を作成します。
脳腫瘍、肺がん、食道がん、乳がん、直腸がん、子宮頸癌、などが適応となります。また、これらのがんの転移病巣(骨、脳、肺、肝臓など)が適応となります。QOLの向上に効果的なケースも多く、緩和的治療を目的として、痛みの軽減や止血、狭窄の解除にも役に立ちます。まずはご相談ください。
高精度放射線治療装置 Elekta Synergy Platform
デジタル加速器からビームを正確に照射でき、迅速かつ高精度な放射線治療が実現できます。また、高い精度のビーム照射と患者位置決めにより、臨床効率の向上と患者様の負担軽減を図ることができます。
他院からの患者様ご紹介は、地域連携課へご連絡いただきますよう宜しくお願いします。
■ 経験豊富な放射線治療専門医が診察しますので、安心して治療を受けていただけます。
■「やさしく、質の高い医療」をモットーにチーム医療をめざします。
一般撮影装置は診断部門に2台、健診部門に1台稼動しています。2019年度よりFPD(フラットパネルディテクタ)搭載の立位台を導入し放射線の被ばくを低減しつつ、より高精細な画像を各部門の先生方に提供しています。
また、マンモグラフィーは、外来・健診ともに女性スタッフのみで対応していますので、安心して検査を受けていただけます。
透視装置は診断部門に2台、健診部門に1台稼動しています。診断部門ではFPD(フラットパネルディテクタ)搭載の透視装置を使用し、放射線の被ばくを低減しながら、TAE(肝動脈塞栓療法)・ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)・PTGBD(経皮経肝胆嚢ドレナージ)などの肝胆膵領域の検査やUAE(子宮動脈塞栓治療)、カテーテル治療等を数多くおこなっています。
健診部門では主に胃のバリウム検査をおこなっています。
CT装置は診断部門に80列CT1台、治療部門に16列CT1台稼動しています。年間4000件以上の検査をおこない、心臓の冠動脈CTや大腸CT検査(CTC:CTコロノグラフィー)、TBLB(経気管支肺生検)などの特殊検査にも対応して検査をおこなっています。また、DECT (デュアルエナジーCT)などの最先端アプリケーション搭載の機器なので物質分別や少量の造影剤量での検査にも対応しています。
検査時間は約5~15分程度です。
キヤノンメディカル社製1.5T(テスラ) MRI装置を使用しています。
MRI検査は放射線を使う検査と違い、磁気と電波を利用して検査をおこなうため、放射線による被ばくなしに、様々な性質を持つ画像を撮影できます。
検査時間は30分~1時間程度です。また、より詳しく病体の形状や広がりを観察するために、造影剤を使用することがあります。
注意事項としましては、MRI検査は強力な磁場の中での検査ですので、金属類(ペースメーカー、人工内耳、ウイッグetc)の持込みは禁止となっています。
また、湿布・アートメイク・刺青タトゥーなどは発熱の可能性がありますので、スタッフが確認させていただきます。
少しでもご不明な点が御座いましたらお気軽にご相談ください。
GE社製骨密度測定装置です。骨の強度の重要な要因である骨量を測定することで骨粗鬆症の診断や骨折の危険性の評価が可能です。DEXA法で測定します。
現在、最も信頼性の高い腰椎の測定のほかに、骨折リスクの高い大腿骨頸部の測定も可能です。また測定終了後は自動的に検査結果を計算し、高精度かつ本格的な解析を高速に実行します。
科名 | 時 間 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 (午前のみ) |
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放射線科 | 午 前 |
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午 後 |
- | 福田 一郎 | 茂松 直之 | 栗林 英人 | 大橋 俊夫 |
※赤字は女性医師
※★は予約のみ